髪の毛は、紫外線や熱、摩擦などのダメージによって傷んでいきます。
ダメージ補修成分は、そんなダメージを受けた髪の毛を修復する成分です。
ダメージ補修成分には、大きく分けて以下の3つの種類があります。
タンパク質系成分
タンパク質は、髪の毛の約90%を構成する主成分です。
ダメージを受けた髪の毛は、タンパク質が変性したり、流出したりして、元の状態に戻りません。
タンパク質系成分は、髪の毛のタンパク質を補い、修復する働きがあります。
代表的なタンパク質系成分としては、以下のようなものが挙げられます。
- 加水分解ケラチン
- 加水分解コラーゲン
- 加水分解シルク
脂質系成分
脂質は、髪の毛の表面を保護する働きがあります。
ダメージを受けた髪の毛は、
- 脂質が流出する。
- ダメージによって脂質の結合が弱まる。
など、水分が失われやすくなります。
脂質系成分は、髪の毛の脂質を補い、保護する働きがあります。
代表的な脂質系成分としては、以下のようなものが挙げられます。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
アミノ酸系成分
アミノ酸は、タンパク質を構成する成分です。
アミノ酸系成分は、髪の毛のタンパク質を修復する働きがあります。
代表的なアミノ酸系成分としては、以下のようなものが挙げられます。
- リシン
- グルタミン酸
- システイン
ヘマチンの髪への補修作用
ヘマチンは、血液中に含まれる成分です。
ヘマチンは、鉄を含むタンパク質で、強い抗酸化作用があります。
ヘマチンは、髪の毛のダメージの原因となる活性酸素を除去します。
ダメージを抑制する働きがあります。
また、ヘマチンは、髪の毛の色素を保護する働きもあります。
そのため、白髪の予防や改善にも効果があるといわれています。
白髪にも効果のある成分
白髪の原因は、メラニン色素の生成が低下することです。
ヘマチンは、メラニン色素の生成を促進する働きがあるため、白髪の予防や改善に効果があるといわれています。