AGA(男性型脱毛症)
薄毛や抜け毛
この原因のひとつとされているのが、ストレス。
日常的にストレスを感じている人は多い。
労働や騒音、寒冷、疾患、運動などにおける肉体的なストレス
不安、緊張などによる精神的なストレス
ストレスは、交感神経、副交感神経のバランスを乱す原因になります。
神経の働きが崩れると人の身体に影響を与えます。
今回の記事では、自律神経の乱れと抜け毛の関係、その対処法を以下の目次で解説しています。
神経の働きの重要性
交感神経と副交感神経の役割
交感神経、副交感神経の乱れた時の症状
自律神経の乱れの原因はストレス
抜け毛や薄毛、AGAの原因との関係
自律神経の乱れを調整する簡単な対処法
神経の働きの重要性
人間の身体には、脳とそれぞれの組織が繋がっている。
このつなぎ役になっているのが「神経」。
神経を通じて、人間が日常的に自分ではコントロールが難しいことを行ってくれています。
神経の種類
神経は大きく分けると以下の2つに分かれます。
- 中枢神経(脳や脊髄にある)
- 末梢神経(全身にある)
自分の意思でコントロールするのが、体性神経。
自分の意思ではコントロールするのが難しい部分をコントロールするのが、自律神経。
つまり、自律神経が乱れるということは、いろいろな面で支障をきたす可能性があります。
交感神経と副交感神経の役割
- 心臓
- 肝臓
- 膀胱
- 内分泌系
- 汗腺
- 血管
上記のような多くの内臓や臓器を細かく調整しているのが自律神経。
交感神経とは
交感神経は、朝から夜にかけての時間帯に優位になります。
下記のような時に影響を与えます。
- 興奮する
- 集中する
つまり、アクセルの役割を果たすのです。
副交感神経とは
人がリラックスしたい夜の時間に優位になります。
下記のような影響を与えます。
- 寝付きが良くなる
- リラックスできる
つまりは、ブレーキの役割を果たすのです。
交感神経、副交感神経の乱れた時の症状
乱れた時の症状
上記の2つの働きから想像しやすいのが睡眠です。
- 寝つきが悪い
- 興奮しやすい
- 不安が消えない
- 疲れが取れない
- だるい
- 倦怠感
こういう人は、全身に対してブレーキが調整しきれていないことになります。
単純に交感神経が優位になってしまっていることが代表的な事例です。
しかし、副交感神経だけが高まればよいと言う事ではありません。
あくまで、バランスが重要なのです。
自律神経の乱れの原因はストレス
ではなぜ神経のバランスが崩れるのか?
悩みや不安が原因
こんな悩みを抱えていませんか?
- 仕事でのミスや失敗が頭から離れない
- 明日の予定にある発表やプレゼンの準備に不安がある
- 異性と話すのが苦手(恋愛、婚活)
- 家族との関係が悪化するか心配(進学、進路の課題)
- 親の期待に応えられないかもしれない(10代の悩み)
- 自分の実力がない、自身がない
上記のような状態が続くと、結果的にアクセルが解除されない。
ずっと同じことを考える状態が続くと「パニック症候群」等の症状につながるリスクもあります。
悪化するとどうなる?
- 誰にも相談できない
- 信用できない
- 周りの目が気になる
- 失敗するのが怖くなる
このように、不安や緊張が高まることで、「周囲が見えなくなる」。
こうなると、不眠症や自律神経失調症などの診断の対象になる可能性もあります。
ですから、いわゆる現代病と呼ばれる社会的な問題として扱われているのです。
抜け毛や薄毛、AGAの原因との関係
抜け毛や薄毛とストレスはなぜ関係あるのか?
簡単に言えば、神経の働きが血管に影響を与えるということ。
人間の身体は、細部まで酸素と栄養が届くことが絶対必須。
では、このどちらも届きにくい状態になってしまったらどうなる?
代表的な症状
- 過度なストレスによる自律神経の緊張状態
- 血流の悪化
- 身体の冷え
- 寝つきが悪い
- 胃腸の働きが悪くなる(便秘、下痢、腹痛等)
- めまい、嘔吐など
このように徐々に全身に症状が広がっていくのです。
頭皮や毛根への影響
頭皮や毛根にも毛母細胞や皮脂の分泌など体の維持管理に必要な働きはいろいろあります。
当然、血流が悪くなれば、
- 髪が育ちにくくなる(伸びるのが遅い)
- 髪が細くなる
- 抜け毛が増える
このような症状があります。
抜け毛の原因の一つは、男性ホルモンのひとつであるテストステロンの減少とジヒドロテストステロンの増加。
自律神経の乱れを調整する簡単な対処法
自律神経が乱れていることを自覚しているけどどうしたらいい?
日常生活で簡単にできる対処法をいくつかご紹介していきます。
水分摂取が重要
- 1日の始まりである朝いちばんに水を摂取する
- お酒を飲む時には同量の冷たい水を摂取する
人間の身体は、胎児では、体重の90%、子どもで70%、成人で60~65%、老人でも50~55%が水分。
つまり、体内の水がコントロールされていることで、血液の流れがコントロールされるのです。
呼吸法を取り入れる
こんな人に有効です。
- 緊張しやすい
- 落ち着かない
- 興奮しやすい
そんなあなたに取り入れていただきたいのが、深呼吸法。
やり方は簡単。
- 大きく息を吸う
- 大きく息を吐く

ゆっくり1を数える長さで息を吸う、その倍の長さで息を吐く。
たったこれだけで、神経の高まりは、体内の酸素量を調整しようとすることで落ち着きを取り戻そうとします。
腹式呼吸?胸式呼吸?どちらでもいいです。
難しいことを考えない。
とにかくリラックスすることだけに意識を集中しましょう。
夕食後の30分散歩が効果的
定期的な運動をするのは難しい。
こんな悩みを解消する方法があります。
夕食後から寝る1時間前までの間。
ゆっくり歩くウォーキングを実践しましょう。
メリット
夜の運動は、末梢血管を開きやすい。
よって、眠りの質が向上します。
これにより、副交感神経が優位に働きやすい状態になります。
いかがですか?
どれか1つでも大丈夫です。
まず自分のできることから取り入れていきましょう。
参考資料
https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/jiten/science/11/
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