突然ですが、こんな悩みをお持ちではありませんか?
- 髪の毛が急に薄くなってきた気がする
- 髪が細くなった気がする
- 元の太さや長さに戻るのはいつ?
髪の毛の毛周期【ヘアサイクル】が戻るまでにはどのくらいの期間が必要?
自分の髪が減っていくのが気になる。
毎日鏡で確かめている。
こんな人にこそ、知ってほしい情報を公開しています。
当サイトは、医療現場で15年以上患者様のサポートを行ってきた担当者がすべての記事を執筆しています。
ヘアサイクル関連記事一覧。
今回の記事では、ヘアサイクルの回復期間について、以下の目次でご案内しています。
ヘアサイクルとは
ヘアサイクルの乱れと抜け毛の特徴
ヘアサイクルが乱れる原因
ヘアサイクル改善方法
ヘアサイクル改善期間
ヘアサイクルとは
男性でも女性でも毛髪は日々成長し退行し脱毛しています。
- シャンプーによる抜け毛
- ブラッシングや手ぐしによる自然に落ちる毛
上記のような髪を含めて、1本1本に寿命があります。
生えて、成長して、脱毛して数ヶ月してまた生えてくる。
この周期のことをヘアサイクル(毛周期)と言います。
ヘアサイクルの主な周期には以下の3つがあります。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
順にご紹介していきます。
髪が伸びた、増えた「成長期」
- 髪が伸びたな
- 前髪が邪魔だな
- 耳にかかるのがうざったい
美容院や理髪店に足を運ぶ前の毛は成長期で伸びた毛を整えたい時期。
正常であれば、毛髪全体の8割から9割が成長期になっている。
男性の成長期の期間は、3年から5年。
女性の成長期の期間は、4年から6年。
成長期は、さらに以下の3つに分類されます。
時期 | 変化 |
早期 | 【生える前】皮膚の下で毛母細胞の細胞分裂 |
中期 | 髪が産毛になる段階 |
後期 | 髪が皮膚から出てきた成熟する段階 |
特に後期が長いと「ふさふさ感」や「ボリュームのある髪」を維持できるようになります。
一方で、中期から後期にかけての期間が短いと以下のような変化を実感します。
- 髪が育たない(伸びない)
- 髪が細い
- ハリ、コシがない毛が多い
- ボリュームが出ない
- セットがうまくまとまらない
上記のような悩みを抱えたら、成長がストップしている可能性があります。
髪が徐々に衰退する「後退期」
数年かけて成長を終えた髪はどうなるのか?
- 徐々に細胞分裂の速度が緩やかになる。
- 寿命が終わる。
つまり、髪の成長が完全に終了する。
この期間は、2~3週間ほどです。
後退期の髪がシャンプーやブラッシングなどで抜けるのです。
自然脱毛となる「休止期」
細胞分裂が終わって、一旦休みの時間が訪れます。
おおよそ髪全体の1割から2割ほどが該当します。
期間は、およそ2~3ヶ月です。
つまり、髪を切りたいと思うようになる時期には、新しい産毛も増えてくる時期なのです。
ヘアサイクルが乱れと抜け毛の特徴
ヘアサイクルが維持できていれば、ヘアスタイルが大きく変わることもありません。
しかし、自然な抜け毛というのは、正常な人でも起こります。
薄毛に悩まない人でも以下の時期で抜け毛が増えることがあります。
- 季節の変わり目
- ホルモンバランスの変化(更年期や産後等)
このような時期には一時的な抜け毛が増えやすい時期です。
しかし、こうした一時的な変化は、2~3週間程度で元に戻ります。
1ヶ月以上続く。
この期間に該当する人は、注意が必要です。
1日100本程度は正常の範囲内
髪は何本暗い1日に抜けるのかな?
この答えは、50~100本。
でも100本すべてが自分で見てわかるわけではありません。
シャンプーの後に抜けている毛が6割。
つまりは、シャンプー後の抜け毛の本数と同等又は少し少ないくらいの抜け毛が私生活で自覚しているのは多いのです。
ヘアサイクルの乱れに伴う抜け毛の変化
抜けた髪はどんな感じなのか?
この答えとして、以下のような髪が目立つ人は危険。
- 短い毛が多い
- 細い毛が目立つ
- ハリコシがない髪がある
抜け落ちた髪の状態を見ると、成長期が短いことが分かる。
放置すると悪化する?
ヘアサイクルの乱れは、放っておいても改善されないことが多い。
なぜか?
髪に悪影響を与えている環境は、体の内側に潜んでいるからです。
原因をつきとめて、対処をしておくことが大切です。
ヘアサイクルが乱れる3つの原因
ヘアサイクルを乱す要素は以下の3つがあります。
- AGA
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
順にご紹介していきます。
AGA
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略称。日本では男性型脱毛症を意味します。
特徴は以下の通り。
思春期から成人男性まで幅広い年代において、抜け毛や髪の毛が薄くなったという実感がある人
10代学生から20代前半にかけて進行してきたのがわかる
30代以降も育毛剤やシャンプー等市販や通販の商品を試したけどなかなか効果がない
このような方の場合は、根本的に男性ホルモンの5α還元酵素による影響を受けている可能性がありますのできちんと薬によるコントロールや生活習慣の見直し等が必要になります。
生活習慣の見直し
生活習慣の中には以下のようなポイントがあります。
- 睡眠不足
- 栄養バランスの悪い食生活
- 過度な飲酒や喫煙
どの項目にも共通するのが、血管収縮への影響です。
髪を正常に成長させるためには、酸素と栄養が必要です。
血管の働きが正常に機能していないと栄養も酸素も行き届かない。
つまり、血行不良が原因で起こるという事です。
ストレス
ストレスも自律神経等の乱れに影響を与えます。
結果的に、血行不良という流れになります。
血行の悪化に関わるからこそ、ストレスも対処法を考えて置くことが大切。
最も大切なのは、自分自身がストレスを抱えている事象に対して受け入れる勇気を持つこと。
キャパオーバーになってしまったら、まずは一度落ち着いて今の自分を受け入れるようにしましょう。
ヘアサイクルを回復させる方法
髪を正常なサイクルに戻すためにはどうすればいいのか?
この答えは、3つの方法に分類されています。
- AGA治療
- 生活集荷の改善
- ストレス対策
順にご紹介していきます。
AGA治療
AGA治療は、内服薬や外用薬による投薬治療が中心。
他にも自毛植毛、再生療法等の高額治療も存在します。
- 抜け毛をおさえる進行予防。
- 発毛、育毛を促進する
上記の2つに分かれています。
ココが注意点!
副作用がひどい(むくみ、多毛症、性欲減退、初期脱毛等)
薬が効かない、効果なし
上記のような声は一定数存在します。
9割以上の満足度と言いながらも結局は生えない、変わらない、悪化したという声もあります。
この対象者に対する説明の中には、
「AGA以外が原因の可能性がある」とされています。
ですから、AGAがすべてという考え方は少し危険です。
生活習慣の改善
- ストレスが重なったからだろう
- 転職して生活リズムが変わったせいだろう
- 最近ダイエットして食生活のバランスが崩れたせいだ
- 妊娠、出産をしたからだ。
- 季節的なものだろう
このようなな悩みを抱えて数ヶ月経過しても回復しない。
そんな時には、以下の点を見直すことも大切。
- 睡眠時間を一定にする
- 睡眠前のスマホやパソコン操作をしない
- 栄養バランスの良い食材を見つける
- 外食や油っこい、カロリーの高い食事は控える
- 深酒をしない
- 喫煙の本数は減らす
等自分の私生活内で見直しが可能な内容を積極的に試すことが大切。
まずは3ヶ月から半年という期間を目安に継続することも大切です。
ストレス対策
ストレスのせいで血流が悪くなった。
ストレスは他にも睡眠不足の原因にもつながる。
- 不安で眠れない
- 仕事で失敗やミスしたことが気になる
- 友達や家族と喧嘩した
- 彼氏彼女とうまくいかない
- 婚活が上手くいかない
- リストラ、解雇が不安
こんな悩みを抱えていると、どうしても自分の体の中の自律神経も乱れやすくなります。
まずは、自分の現状に対して考えすぎないようにすることも大切。
そして、自分のストレスに対して受け入れる勇気を持つようにしてください。
今すぐにどうすることもできないことは時間の流れに任せる。
こんな楽観的な生き方を選んだ方が気が楽になります。
自分のモチベーションが上がらない方へ
- AGA治療を受けたくない
- 薬を使いたくない
- 自分の力で治す方法が見つからない
- シャンプー、サプリメント等何を試してもダメだった
- ミノキシジル等個人輸入を試したが効果なし
こんな形で時間だけが過ぎてしまう人は多い。
「なぜ?」
この答えが明確になっていないからこそ、人はいろいろなものに手を出そうとする。
自分に合う方法は何か?
- フィナステリドによるテストステロンが5αリダクターゼによりDHTに変換される働きを低下する働きは魅力的だ。
- 食生活を見直すほうが自分に合っている。
- 頭皮を含めてアトピーや湿疹、蕁麻疹ができやすいから皮膚科で相談だ
それぞれ人により、ヘアサイクルだけでなく、頭皮や毛髪における悩みは異なります。
まずは自分にとって始めやすい方法を見つけることが大切。
そして、最低でも6ヶ月から1年程度は継続する。
このくらいの期間を用意しなければいけないのも理由があります。
それは、日本には四季があるから。
季節によるホルモンバランスや自律神経の乱れは男女も年齢も問わず、起こります。
そうした中で、2~3週間程度で自分の身体を調整している。
初夏秋冬の季節の変わり目に抜け毛が多い。
こんな人には、まずは続けやすい方法を試して、少しでも安定させる。
これが最初の一歩になるのではないでしょうか?
血行が悪いとか冷え性と自覚があるなら、まずは食事やストレスの見直し。
それから、運動をすることも大切ですね。
- まず自分に合う方法。
- その上で、半年以上継続。
これができないと、次の答えにはたどり着けないです。