AGAといえば、20代以降の成人男性の悩みというイメージが強い。
しかし、コロナ禍になってストレス化社会が深刻化。
AGA治療を受ける20代前半だけでなく、10代でも薄毛や抜け毛を悩んでいる人は多くなっているのです。
今回の記事では、10代高校生世代のAGAの悩みと対処法について、以下の目次でご案内しています。
若年性脱毛症とは?
若年性脱毛症になる原因
若年性脱毛症の対策方法
若年性脱毛症の相談先はどこ?
AGA治療薬を使えない未成年者へ
若年性脱毛症とは?
思春期世代の10代半ばから後半にかけて起こるAGAに類似した症状。
AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略。
「若年性脱毛症」と呼ばれています。別名若ハゲとも呼ばれています。
若年性脱毛症の対象は、10代後半から20代前半の方が発症する脱毛症。
ひと昔前では、AGAは20代後半のアラサー世代から徐々に進行して40代に完成するとしています。
しかし、AGAの発症者の割合では10%が未成年の学生時代から発症し始めているのが特徴。
若年性脱毛症の特徴
高校生の世代でも悩んでいる内容は同じです。
O字タイプ:頭頂部(つむじ周辺)が薄くなっていく
M字タイプ:生え際(こめかみ)から薄くなっていく
若年性脱毛症になる原因
若年性脱毛症もAGAと原因は同じ場合もあります。
主な原因は、男性ホルモンの変化。
男性ホルモンの1つである「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という還元酵素と結合。
「ジヒドロテストステロン(DHT)」というホルモンを作り出す影響です。
成長期の変化
成長期には、テストステロンの分泌量が相対的に多くなっている時期。
つまりは、AGAになりやすい時期と言えます。
若年性脱毛症の対策方法
AGAだけとは限りません。
しかし、改善する方法は、私生活の中でも発症リスクを抑えることは可能とされています。
AGA以外の原因として、以下のような点も注意が必要です。
- 食生活
- 睡眠不足
- ストレス
- 血行不良
- 運動不足
- 遺伝
- ピル
順にご紹介していきます。
食生活
10代のうちは、お腹もすきますし、食べる量も一気に増えたという声も多いです。
しかし、栄養の偏りにより、不足しがちな栄養素も心配です。
摂取しておくべき栄養は、和食を中心にしてくれたら非常に簡単に節約できます。
和食中心にシフト
髪に良い食生活を心がけるのは決して難しい事ではありません。
市販のスーパーやドラッグストアでも簡単に購入できる食材は数多く存在します。
代表的なのは、以下のような食材。
髪に良い食材 | 豊富に含まれる成分 |
納豆、豆腐等 | イソフラボンが豆腐に含まれている |
梅干し、するめ、チーズ等 | 亜鉛を豊富に含んでいる |
海藻類、野菜、果物 | ミネラルの中でもカリウムが豊富に含まれている |
髪は体の中で生成される。
つまりは、体の外側から必要な栄養を補充することが大切。
タンパク質、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、亜鉛など三大栄養素や五大栄養素のカテゴリーに入る食材が対象です。
決して特別な食材ではありません。
別に人気のサプリなどを買う必要はないのです。
ドラッグストアや近所のスーパーで購入してくれば大丈夫です。
おすすめできない食事
- ジャンクフード
- 塩分、油分の多いメニュー
- 塩分や油分は、年齢問わず体に負担を与えます。
揚げ物やラーメン、ファストフードやコンビニ弁当は手軽で美味しいです。
でも食べすぎると、血行を悪化させる可能性もあります。
適宜という表現がありますが、基本的には偏食にしないことが大切です。
髪の毛を早く伸ばす食べ物|本当に必要な栄養素と代表的な食材を徹底解説
睡眠不足
- 部活
- アルバイト
- 塾通い
高校生の日常の生活で欠かせないこともありますよね。
しかし、一方でスマホやゲームのやりすぎは自制できるはずです。
- 首や手首、手の指への負担が増加
- 血行不良の影響もあります。
結果的に睡眠時間は取れていると思っていても、睡眠の質を低下させていませんか?
美容の面でもしっかり寝ることはとても大切。
抜け毛の原因にも睡眠不足があります。
ストレス
ストレスはゼロということはできません。
コロナ禍で何もなくても自然と不自由な環境になっている時代。
しかし、ストレスは、薄毛だけでなく、さまざまな病気に関係します。
高血圧
コレステロール値上昇
つまりは、血管を収縮させたり血行障害に影響をあたえる。
ではどうすればいいのか?
自分の背負える量をきちんと把握することが大切。
何より、薄毛に対して気にしすぎないことが重要なのです。
血行不良
血液の循環が悪くなると下記のような弊害があります。
- 栄養や酸素が細胞に届かなくなる
貧血を経験している方はよくわかると思います。
頭がボーッとする、集中できないなどの影響も与えます。
つまりは、血行が悪くなることは髪だけでなく、体全体に対して老化を早めるきっかけにもつながります。
ではどうすればいいのか?
運動をする
10代の間はまだ高校に自転車で通学している男女も多いです。
通学だけでなく、部活動で運動部に所属をしている人はさらに体を動かしています。
こういう環境の人が薄毛に悩むなら、栄養や睡眠の質、ストレスの方が重要です。
しかし、帰宅部や引きこもりに近い生活を送っている人は、せめて体をきちんと動かすようにする。
これも大切な体の健康管理方法です。
頭皮環境を整える
頭皮は手と同じくらい日常の生活で露出をしている。
簡単に言えば、紫外線の影響も受けやすい環境になっています。
さらに、毛穴に汚れがつまれば、毛嚢炎などの膿が溜まる症状もあります。
まずは洗顔や体を洗うのと同じようにきちんと汚れを落とし、清潔な状態を保つことが大切。
過剰なヘアケアは逆効果
薄毛について悩む人の多くは、なぜか脂に過剰反応します。
ひと昔前のニキビケアと同じことが起こっています。
以下のような表現は嘘も多いので注意が必要です。
- 2~3分洗う
- 泡立てる
- すすぎは3分以上
こんなことを「数毛の相談を受けた」みたいな自作自演者が紹介しているのでご注意ください。
なぜ嘘と言えるのか?
では美容院の洗髪はどうでしょうか?
- シャンプーはかなりの量を利用します。
- シャンプーを手の上で泡立ててお客さんの頭なんて洗いません。
これらは、基本的に水圧がどの程度なのかによって大きく異なります。
つまりは、家庭のシャワーヘッドの種類や水圧により必要なシャンプーの量も時間も異なります。
正直、嘘ばかりのシャンプーや通販商品宣伝記事がコロナ禍で増えてきていますのでご注意ください。
シャンプーは自分に合うものを探す
シャンプーは市販で十分です。
実際に、頭皮に優しいと言われても、その人によって環境は異なります。
頭皮環境を整える天然成分?
全ての商品になぜ同じように入っていないことに疑問を持つことの方が大切です。
高いシャンプーは効果がある?
これも嘘です。
若年性脱毛症の相談先はどこ?
若年性脱毛症なのかそれとも別の原因なのか?
プロペシアやザガーロ、ミノキシジル配合の処方用医薬品を処方してもらえない年齢の時にはどうすればいいのか?
この答えは、発毛サロン等で相談をすることが大切です。
クリニックとサロンの違い
以下のような違いがあります。
クリニック | サロン | |
医師 | 常駐又はアルバイトドクター在籍 | 不在 |
改善方法 | 投薬療法が中心 | サプリメント シャンプー 生活改善アドバイス 頭皮ケア施術 |
医療保険 | 適用外 | 適用外 |
初診費用 | 無料が多い | 無料が多い |
AGA治療薬を使えない未成年者へ
心臓病や肝機能障害その他、併用注意や併用禁忌等のリスクを抱えている人もいます。
他にも、AGA治療薬の副作用が怖いという人もまだまだ多いです。
このような方は、まずはサロンで、頭皮のファイバースコープ検査を実施してもらいましょう。
その上で、以下の点をきちんと確認することが大切です。
- 今の自分の髪や頭皮がどのようになっているのか?
- 生活改善では具体的に何をどう工夫すれば良いのか?
最近は、オンライン診療なども多くなりましたが、頭皮の細かい部分を確認することは非常に困難です。
未成年者の精神ケアも大切
将来に不安を抱えている人も多い。
家族間での人間関係に悩む相談も多くなってきました。
こういう時代だからこそ、まだまだ人の手による直接的なサポートが必要な世代。
「コミュニケーションをきちんと重ねてくれることで安心できた。」
このように紹介されているような口コミ、評判のクリニックやサロンを選ぶようにしましょう。
1ヶ月いくら?
治療費は保険適用?
このような費用だけでなく、最終的には、自分の身体に何をするのか?
その影響で自分がどう悩む可能性があるのか?
ここまで考えて行動を起こすことが大切です。