- 「最近抜け毛が増えた気がする」
- 「おでこやてっぺんの髪の毛が減った気がする」
- 「地肌が目立つようになってきた」
- 「はげてきた気がする」
こんな不安がある人は、もしかしたら、AGA【男性型脱毛症】の可能性があります。
まずはAGAとは?について知ることが大切です。
- セルフチェック
- メカニズム
- 治療方法
- 費用相場
- 治療期間
- 副作用
知るべきことは色々あります。
今回の記事では、AGAとは?について以下の目次で解説しています。
男性型脱毛症【AGA】とは
AGAのセルフチェック
AGAの治療方法や費用相場
AGA治療薬の副作用
男性型脱毛症【AGA】とは
メカニズム【原因】
AGA【Androgenetic Alopecia】の略。
最大の特徴は、ホルモンによる影響であること。
メカニズムをわかりやすくご案内していきます。
- 男性ホルモンのひとつである「テストステロン」
- 毛根にある「5α還元酵素」(5αリダクターゼ)。
上記の2つがポイントになります。
- テストステロンが5α還元酵素によって、「ジヒドロテストステロン」(DHT)に変換。
- DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体【レセプター】に結合。
- ヘアサイクルを乱すことで、抜け毛が発生する
- 正常な髪の成長が止まる
この結果、薄くなっていくのです。
よくあるのが、ストレスのせい?という悩み。
原因としては、遺伝とされています。
ヘアサイクルの乱れ
正常な髪は、以下のバランスで存在します。
状況 | 髪の変化 | 期間 |
成長期 | 新しい髪の毛が生える 「太く」「長く」成長する期間 |
約2年から6年 髪全体の90% |
退行期 | 髪の毛の成長が止まる 休止期になる準備段階 |
約2週間~3週間 髪全体の1% |
休止期 | 髪の毛の成長が完全に止まる 次の成長期の前に抜ける期間 |
約3ヶ月から4ヶ月 髪全体の10% |
正常な髪は、1日何本くらい抜けるのか?
AGAになると、このヘアサイクルが乱れます。
具体的には、髪の毛の成長が止まります。
つまりは、
- 「長くならない」
- 「髪が伸びるのが遅い」
- 「髪の毛が太くならない」
等の症状に気付くのです。
AGAは自然治癒するのか?
AGAは、進行性と言われています。
つまり、放置していると、徐々に悪化(薄くなっていく)します。
よって、自分の髪を元のヘアサイクルに戻すためには、何か対策や改善方法を選ぶことが大切です。
円形脱毛症とは別
AGAのセルフチェック
専門クリニックなどでは、以下のようなセルフチェックを受けることがあります。
セルフチェックシート
- 父、父方の祖父母のいずれかに薄毛の人がいるか?
- 母、母方の祖父母のいずれかに薄毛の人がいるか?
- 以前に比べて抜け毛が増えましたか?
- 産毛のような細い短い髪の毛が多くなった?
- ハリやコシがなくなった?
- 思春期以降に髪の毛が薄くなった?
- 徐々に進行している気がする?
- 額の生え際から髪の毛が後退した?
- 頭頂部の髪の毛からうすくなった?
- 額の生え際と頭頂部両方からうすくなった?
以上の項目で、Yesが多い人ほどAGAの可能性があるとされています。
AGAの治療方法や費用相場
AGA治療とは具体的にどのようなことを行うのか?
治療方法 | 効能 | 期間 | 費用相場 |
薬物療法 |
ミノキシジル,フィナステリド,デュタステリドの処方 |
継続が前提 服用や使用を中止すると徐々に元に戻る |
5000円~30,000円 【地域差あり】 |
注入療法【HARG療法,ヘアメソセラピー,ヘアフィラー等】 |
頭皮に直接注入することで発毛を促す |
2週間から1ヶ月に1回通院 セット契約終了後にも薬の服用は前提 |
1回30,000円~200,000円【範囲や種類,回数により異なる】 |
自毛植毛 | 自身の髪の毛を薄くなっている部分に移植する | 回数は1回 その後メンテナンスの可能性あり |
1グラフト【本数】の単位による 330,000円~200万円以上 |
どの方法を選ぶとしても、基本的には、投薬治療を受ける事は前提としていることが多いです。
副作用の心配は?
ミノキシジル【ミノタブ】
デュタステリド【ザガーロ】
フィナステリド【プロペシア】
以下のような情報が公開されています。
- リビドー減退
- 勃起機能不全
- 射精障害
- 精液量減少
- 蕁麻疹
- 発疹
- 血管浮腫(むくみ)
- 睾丸通
- 男性不妊症
- 精液の質低下
- γ-GTP上昇
- ALT上昇
- 乳房肥大
- 抑うつ症状
- めまい
何科で相談?
AGAの治療は、一般保険適用はされません。
全額自己負担の自費診療扱いとなります。
しかし、薬の処方の窓口としては、皮膚科、内科、整形外科等でも対応している病院【正しくは診療所】があります。
他にもAGA専門クリニックなら、土日祝も問わず開院しているという環境があります。
未成年の場合は?
まだAGAなのかも定かではない。
近年、10代の中学生、高校生、大学生の男女にも抜け毛や薄毛が増加しています。
しかし、薄毛や抜け毛の治療薬は、原則20歳以上。
一部のみ18歳以上が対象の物もあります。
理由は、ホルモンバランスを調整するため。
ではどうすればいいのか?
未成年者の抜け毛や薄毛については、
ストレスで髪の毛抜ける中学生高校生が増加!若ハゲの原因と対処法
参考資料
https://www.aga-news.jp/secure/self_check/index.xhtml