- プロペシアからザガーロに変更した
- ザガーロなら、前頭部に効くと説明を受けた
- Ⅰ型とⅡ型どちらのAGAのタイプにも効くとカウンセリングで説明を受けた
こんな人が多い。
しかし、実際には?
ザガーロ関連記事一覧。
今回の記事では、ザガーロからプロペシアに戻すという流れを経験する人が多い背景について以下の目次でご案内しています。
プロペシアの特徴
ザガーロの特徴
ザガーロはM字ハゲに効く?
戻したい人の悩み
プロペシアの特徴【効果や服用方法】
プロペシアは、日本国内でも10年以上前に認可が下りた抜け毛治療薬。
メルク社が特許を取得している医薬品。
薬の働き
5α還元酵素【リダクターゼ】を阻害する薬。
期待される効果
- 抜け毛改善
- 薄毛の進行を抑える
AGA治療の軸として、多くのクリニックがジェネリック医薬品やオリジナル治療薬を含めて処方をしております。
対象者の特徴
AGAに悩む人の中でも頭頂部(つむじ周辺)が薄くなってきた方に効果を発揮するタイプとされています。
前頭部(生え際)やm字ハゲと呼ばれる効果は期待されていません。
ザガーロの特徴【効果や服用方法】
販売元:グラクソスミスクライン社
発売時期:2016年6月13日
主成分
主成分は、デュタステリドを使用している。
5α還元酵素を阻害することでジヒドロテストステロン(dht)の抑制をする薬
期待される効果
- 頭頂部だけでなく、前頭部(生え際)の抜け毛に対しても効果が期待されている。
- 薄毛の進行を抑える
2020年には、ジェネリック医薬品が登場しています。
飲み方
- 1日1回1錠
- 食前食後食間の決まりはない
対象者の特徴
- フィナステリド【プロペシア】では効果なし、効かないと感じた人
- 前頭部生え際の薄毛、抜け毛が気になる人
専門クリニック以外でも皮膚科や内科、整形外科、脳外科などでも医師の処方を受けることは可能です。
前立腺肥大症の治療薬
男性ホルモンが前立腺に作用することで肥大症が発症することから、治療薬がつくられたのです。
その副作用を使っているにすぎないのです。
ザガーロはM字ハゲに効く?
では、m字ハゲには本当にザガーロが効くのでしょうか?
ザガーロとは
クリニック等で以下のような案内、カウンセリングを受けたという声が多い。
- I型とⅡ型療法の5αリダクターゼに作用する。
- 分量には0.1㎎と0.5㎎の2つがある
- 一般名「デュタステリド」
- 効果と副作用はプロペシアとあまり変わらない
順にご紹介します。
Ⅰ型Ⅱ型と関係ない?
「5α還元酵素のⅠ型とⅡ型が関係している。」
この表現を信じさせられている可能性があります。
なぜか?
そもそもⅠ型がAGAに関連するという記述は、学術や論文等に一切公開されていないのです。
I型の特徴
Ⅰ型5αリダクターゼとは何か?
- 全身に分布されている
- 皮脂腺に多く存在している
よって、
- 皮脂の分泌が多い人
- 脂っぽい人
上記のような方は、Ⅰ型の分泌が多いとされている。
Ⅱ型の特徴
Ⅱ型5α還元酵素の特徴は、
- 頭頂部、前頭部の毛乳頭や前立腺に多く分布します
前頭部や頭頂部に多い。
このように紹介しているのです。
ココが疑問!
Ⅰ型が抜け毛の原因であるとはどこにも記載していない。
では何のために処方されている?
これがわからないのです。
プロペシアとの違い
どちらも同じ効果を持つ。
進行レベル(重度や軽度、広範囲等)によって、プロペシアよりもザガーロを処方するというケースもあります。
0.1㎎と0.5㎎の違い
基本的には、0.1㎎を投与。
分量を多くするほうが良いと医師が判断した場合には、0.5㎎の処方を行うことが多い。
ザガーロの効果
ザガーロの処方を行うクリニックでは、以下のような内容の紹介が目立つ。
- 毛髪数の増加
- 太く硬い毛髪の増加
- 前頭部から頭頂部まで適用
服用期間は、半年程度で効果があるとまで症例写真等を見せながら紹介していることもあります。
しかし、疑問もある。
戻したい人の悩みと解決方法
ザガーロは、血中滞在時間がプロペシアよりも長い。
ただこれだけが違いだという。
5αリダクターゼの情報の錯覚
m字はげを治したい
プロペシアでは効果が無かった
こんな悩みを抱えていたから、わざわざ費用が高い薬を処方してもらっている人もいる。
なのに、その薬の効果は、曖昧。
挙句、暗く祖スミスクライン社のあるイギリスでは、ザガーロは認可さえ降りていない。
こんな薬を日本国内のAGA専門クリニックでは「効果があります」と言っている。
これって明らかに虚偽の説明ってことではないでしょうか?
かなり驚きですし、今後の自分の薬の選び方も慎重になったほうが良いといえませんか?
効かないのも当たり前?
むしろ、プロペシアに戻すほうがよほど効果の期待ができる薬になっている。
結果的に、副作用の悩みが多くなったのは、臨床データ等を見ても明らかに違う。
副作用 第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験において、本剤が投与された総症例 557 例(日本人 120 例を含む)中、95 例(17.1%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。
その主なものは、
勃起不全 24 例(4.3%)
リビドー減退 22 例(3.9%)
精液量減少 7 例(1.3%)
であった。
日本人 120 例中、臨床検査値異常を含む副作用が報 告された症例は 14 例(11.7%)であった。
その主なものは、
リビドー減退 7 例(5.8%)
勃起不全 6 例 (5.0%)
射精障害 2 例(1.7%)
であった。(承認時)
国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例 120 例中 20 例(16.7%)に臨床検査値異常を含む 副作用が報告された。
その主なものは、
勃起不全 13 例(10.8%)
リビドー減退 10 例(8.3%)
射精 障害 5 例(4.2%)
であった(承認時)。
- プロペシアより副作用が出る確率が高い。
- 効果の期待できる根拠がない。
- 処方される金額も高い
この3つを知ったら、正直選ぶ理由がないと思いませんか?
この他にも以下のような副作用の可能性があります。
- 発疹
- 蕁麻疹
- アレルギー反応
- そう痒症
- 限局性浮腫
- 血管浮腫
- 頭痛
- 抑うつ気分
- 浮動性めまい
- 味覚異常
- 性機能不全
- 精巣痛
- 精巣膨張
- 多毛症
- 腹部不快感、腹痛、下痢
- 肝機能異常
- 倦怠感
疑問点
前立腺肥大症の治療薬なのに、処方を行っているクリニックでは、
「男性型脱毛症のみの適応となります」
という表記。
そもそも前立腺に何もない人が飲んでデメリットにならないのか?
この答えすら曖昧になっているのに、そのまま飲み続ける必要がある薬にお金を払うのは私自身は耐えられなかったのです。
次から次に新しい治療薬が出てきてもどれも同じようなことを書いています。
しかし、絶対に効くという保証もありません。
少し気になったことをメールしても所詮、様子を見てくださいとしか返ってこない。
こんな管理の状態で続けていくのです。
不妊症などのリスクが高くなることも考えると、飲み続けるのは難しいと思いませんか?
【戻すべきと思える人の特徴】
以下のような人は、無理に続けないほうが良いと考えます。
- 金銭的に厳しい(支払いがきつい)
- 副作用が続いている
- 変化がない(効果がない)
- 6ヶ月以上継続している
上記に当てはまる人は、薬を続けることが精神的なストレス(負担)になることも多い。
結果的に、自分の髪の毛が増えるならと始めたはずのAGA治療。
それが、たとえ月数千円でも継続しても何も変わらないのでは辞めたくなる気持ちもよくわかる。
気持ちを切り替えるのが大変。
こう思ったら、まずは一旦辞めてみるのも方法です。
【中段、中止するのが怖い方へ】
その後で、抜け毛が増えたら、一旦安いプロペシアのジェネリックに切り替えて、服用を開始すればいい。
参考サイト
https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo-if.pdf