髪のツヤやまとまりは、キューティクルの状態によって大きく左右されます。
キューティクルとは、髪の表面を覆ううろこ状の組織で、髪の内部を守る役割を担っています。
キューティクルが傷むと、
- 髪のツヤ
- まとまり
が失われ、パサパサとした髪になってしまいます。
キューティクルとは
キューティクルは、髪の表面を覆ううろこ状の組織です。
髪の内部を守る役割を担っています。
キューティクルの構成
キューティクルは、ケラチンというタンパク質でできています。
鱗状の構造をしています。
キューティクルの役割
キューティクルは、以下のような役割を担っています。
- 髪の内部を守る
- 髪のツヤやまとまりを保つ
- 髪の水分保持を助ける
髪の内部を守る
キューティクルは、髪の内部にあるコルテックスやメデュラを、外部の刺激から守る役割を担っています。
- 紫外線
- 熱
- 摩擦
などの外的刺激から髪を守ることで、髪のダメージを防ぎます。
健康を保つことができます。
髪のツヤやまとまりを保つ
キューティクルは、髪の表面にうろこ状の鱗を並べて、櫛の歯のように密着して並んでいます。
この鱗がしっかりと並んでいると、光が反射して髪にツヤを与えます。
髪のまとまりを保つことができます。
- 髪の水分保持を助ける
キューティクルは、髪の水分を保持する役割も担っています。
キューティクルが傷むと、髪の水分が蒸発しやすくなり、髪がパサパサになります。
キューティクルが傷む原因
キューティクルが傷む原因は、大きく分けて以下の3つです。
外的刺激
紫外線や熱、摩擦などの外的刺激によって、キューティクルが傷むことがあります。
紫外線は、髪の内部にあるメラニン色素を破壊し、髪のツヤを失わせます。
熱は、髪の内部のタンパク質を変性させ、髪の強度を低下させます。
摩擦は、キューティクルを剥がれやすくし、髪のツヤやまとまりを失わせます。
ヘアケア
- シャンプーのすすぎが不十分な場合。
- タオルで髪を強くこすった場合。
キューティクルが傷むことがあります。
また、
- カラー
- パーマ
- ヘアアイロン
などの熱処理を頻繁に行うことも、キューティクルを傷める原因となります。
遺伝
キューティクルの構造は、遺伝によっても左右されます。
キューティクルが薄い人は、外的刺激を受けやすくなります。
つまり、キューティクルが傷みやすい傾向があります。
キューティクルが傷むとどうなる?
キューティクルが傷むと、以下のような症状が現れます。
- 髪のツヤがなくなる
- 髪がパサパサになる
- 髪が広がる
- 髪が絡まりやすい
- 髪が切れやすくなる
髪のツヤがなくなる
キューティクルが傷むと、髪の表面にうろこ状の鱗がしっかりと並ばなくなります。
光の反射が乱れます。
そのため、髪のツヤが失われ、パサパサとした印象になります。
髪がパサパサになる
キューティクルが傷むと、髪の水分が蒸発しやすくなります。
そのため、髪が乾燥して、パサパサとした印象になります。
髪が広がる
キューティクルが傷むと、髪のまとまりが失われます。
そのため、髪が広がって、ボリュームダウンした印象になります。
髪が絡まりやすい
キューティクルが傷むと、髪の表面がざらざらして、摩擦が大きくなります。そのため、髪が絡まりやすくなります。
髪が切れやすくなる
キューティクルが傷むと、髪の強度が低下します。
そのため、髪が切れやすくなります。
正しいケア方法
キューティクルを傷めないために、以下のことに気をつけましょう。
- シャンプーのすすぎを丁寧に行う
- タオルで髪を拭くときは、強くこすらない
- ドライヤーの熱を直接当てない
- カラーやパーマ、ヘアアイロンなどの熱処理を控える
- トリートメントやヘアオイルで、髪の保湿と保護を行う
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トリートメントのやり方
トリートメントは、キューティクルを補修し、髪のツヤやまとまりをアップさせる効果があります。
トリートメントをするときは、以下の手順で行いましょう。
- シャンプー後、髪を軽くタオルで水気を拭き取る
- トリートメントを髪全体に塗り込む
- 5分ほど放置する
- シャンプーと同じように、よく洗い流す
トリートメントは、週に1~2回の頻度で行うのがおすすめです。