薄毛や抜け毛の対策として、育毛剤を使用する人が増えています。
しかし、育毛剤には、医薬品と医薬部外品があります。
それぞれに異なる特徴があります。
そこで今回は、
- 育毛剤の医薬品と医薬部外品の違い
- 薄毛に効果的な育毛剤の選び方
について解説します。
育毛剤の医薬品と医薬部外品の違い
育毛剤は、大きく分けて医薬品と医薬部外品の2種類に分けられます。
医薬品
医薬品は、薬事法に基づいて製造・販売されているものです。
有効成分の含有量や配合量が厳しく定められています。
医薬品の発毛剤には、
- ミノキシジル
- フィナステリド
などの有効成分が配合されています。
脱毛の抑制や発毛の促進などの効果が期待できます。
医薬部外品
医薬部外品は、化粧品と医薬品の中間的な位置づけにあるものです。
- 有効成分の含有量
- 配合量
が医薬品に比べて緩やかに定められています。
医薬部外品の育毛剤には、保湿成分や頭皮環境を整える成分などが配合されています。
頭皮環境を整えることで、発毛の促進や抜け毛の予防などの効果が期待できます。
薄毛に医薬品と医薬部外品どっちが効果的?
薄毛の原因は、遺伝やホルモンバランスの乱れ、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因が考えられます。
遺伝的な薄毛や男性ホルモンが原因の人
遺伝的な薄毛や、男性ホルモンの働きが原因の薄毛には、医薬品の発毛剤が効果的です。
生活習慣の乱れや頭皮環境が原因の人
一方、生活習慣の乱れや頭皮環境の乱れなどが原因の薄毛には、医薬部外品の育毛剤が効果的です。
まだ何もわからないという方は、医薬部外品から試してみましょう。
合わせて、生活習慣を見直すことをおすすめします。
医薬品の発毛剤の使用をおすすめしない人
医薬品の発毛剤は、効果が期待できる一方で、副作用のリスクもあります。
以下のような人は、医薬品の発毛剤の使用をおすすめしません。
- 女性
- 妊娠中または授乳中の方
- 心臓病や肝臓病などの持病がある方
- 高血圧の方
- 糖尿病の方
- 精神疾患の方
発毛剤と育毛剤の併用のリスク
発毛剤と育毛剤を併用する場合は、発毛剤の成分と育毛剤の成分が重複していないかを確認することが大切です。
また、副作用のリスクが高まる可能性があります。
育毛剤を選ぶ前に頭皮環境をチェック
育毛剤を選ぶ際には、自分の頭皮の状態や薄毛の原因を把握することが大切です。
また、成分をチェックして、自分に合ったものを選びましょう。