ミノキシジルはAGA治療の基本的な治療薬ですが、副作用や金銭的な負担が気になる方もいらっしゃいます。
医療現場で実際に患者さんの中には、さまざまな理由でミノキシジルをやめたいという相談がありました。
AGA治療薬をやめてよかったという人も増えています。
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今回の記事では、
- ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにした場合の効果。
- やめたい理由。
- 減量した場合の効果。
などを解説します。
ミノキシジルやめてフィナステリドだけならどうなる？
ミノキシジルは、AGAの進行を抑える効果が認められている治療薬です。
一方、フィナステリドは、AGAの原因となるDHTの生成を抑える効果が認められています。
フィナステリドだけにした場合
AGAの進行を抑える効果は期待できます。
しかし、ミノキシジルには、発毛促進の効果が期待されています。
つまり、ミノキシジルをやめると、髪の毛の成長が緩やかになる可能性があります。
また、ミノキシジルは、M字部分や頭頂部にも効果があると言われています。
一方、フィナステリドは、M字部分や頭頂部への効果は限定的です。
そのため、M字部分や頭頂部が気になる方は、フィナステリドだけでは効果が不十分な可能性があります。
ミノキシジルをやめたい人の悩み
ミノキシジルをやめたい理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- m字部分や頭頂部で効かない
- むくみや肝機能など副作用が気になる
- 金銭的な負担が大きい
m字部分や頭頂部で効かない
ミノキシジルは、頭頂部や前頭部などの薄毛に効果があるとされています。
しかし、M字部分や後頭部への効果は限定的です。
そのため、M字部分や後頭部が気になる方は、ミノキシジルの効果が十分に得られていない可能性があります。
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むくみや肝機能など副作用が気になる
ミノキシジルは、使用によって以下のような副作用が出る可能性があります。
- むくみ
- 肝機能の異常
- 顔や手足のほてり
- 頻尿
- 性機能の低下
むくみ
ミノキシジルは、血管拡張作用によって、むくみを起こす可能性があります。
むくみは、主に足や顔に現れます。
むくみが気になる場合。
- ミノキシジルの使用を中止する。
- 減量をする。
などを検討しましょう。
また、塩分の摂りすぎや、長時間の同じ姿勢を避けるなどの対策も効果的です。
肝機能の異常
ミノキシジルは、肝臓で代謝されるため、肝機能の異常を引き起こす可能性があります。
肝機能の異常の症状としては、
- 倦怠感
- 黄疸
- 食欲不振
などが挙げられます。
肝機能の異常が疑われる場合は、早めに医師に相談しましょう。
顔や手足のほてり
ミノキシジルは、血管拡張作用によって、顔や手足のほてりを引き起こす可能性があります。
ほてりは、主に使用直後に現れます。
ほてりが気になる場合。
ミノキシジルの使用を中止する。
減量する。
いずれかを検討しましょう。
また、冷たい飲み物を飲むなど、体を冷やす対策も効果的です。
頻尿
プロペシアと併用している場合は、尿量を増やす可能性があります。
頻尿の症状としては、
- トイレに行く回数が増える
- 尿の量が多くなる
などが挙げられます。
頻尿が気になる場合は、プロペシア（フィナステリド）の使用を中止するか、減量を検討しましょう。
また、水分をこまめに摂取するなど、尿量を増やす原因となるものを避ける対策も効果的です。
性機能の低下
フィナステリドは、男性ホルモンのテストステロンをDHTに変換する酵素を阻害する作用があります。
そのため、性機能の低下を引き起こす可能性があります。
性機能の低下の症状としては、勃起不全や射精障害などが挙げられます。
性機能の低下が気になる場合。
フィナステリドの使用を中止する
減量する。
などを検討しましょう。
また、
- 生活習慣の改善する。
- 医師の指導に従った治療を行う。
といったことで、性機能の低下を改善できる可能性があります。
なお、これらの副作用は、全ての人に起こるわけではありません。
また、程度や頻度には個人差があります。
これらの副作用は、重篤なものではありません。
しかし、気になる方は使用を控えたほうがよいでしょう。
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金銭的な負担が大きい
ミノキシジルは、外用薬と内服薬があり、それぞれに費用がかかります。
また、ミノキシジルは、継続して使用することが望ましいとされています。
そのため、金銭的な負担が気になる方もいらっしゃいます。
ミノキシジルの効果がない時に減量したら？
ミノキシジルの効果が十分でない場合
減量してみるのも一つの方法です。
ミノキシジルは、1日1回1ミリリットルを塗布することが推奨されています。
しかし、0.5ミリリットルや0.25ミリリットルに減量することで、副作用のリスクを軽減しながら効果を維持することができる可能性があります。
使用量が減ったことで、効果も実感できなくなったという人もいます。
ただし、ミノキシジルの減量は、自己判断で行わず、医師に相談するようにしましょう。
AGAや薄毛治療をやめるタイミング
AGAや薄毛治療をやめるタイミングは、個人の判断になります。
しかし、以下のようなタイミングで検討してみるとよいでしょう。
- 治療を開始してから1年以上経過しても、効果が見られない場合
- 副作用が気になる場合
- 金銭的な負担が大きい場合
ミノキシジルとフィナステリドでよくある質問
フィナステリドだけで維持できる？
それぞれの効果に違いがあります。
あまり期待をしない方が良いでしょう。
むしろ、併用することで、より効果的なケースはあります。
いかし、全て個人差があります。
ミノキシジルとフィナステリドはどちらが効果的？
ミノキシジルとフィナステリドは、それぞれに異なる効果があります。
抜け毛が気になる人は、フィナステリドを優先しましょう。
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薄毛、抜け毛は自分でケアしよう
ミノキシジルやフィナステリドなどの治療薬は、AGAの進行を抑える効果がありますが、発毛を完全に促進するわけではありません。
そのため、治療薬の使用に加えて、自分でも薄毛や抜け毛のケアをすることも重要です。
自分でできる薄毛や抜け毛のケアとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 頭皮マッサージ
- 食生活の改善
- 生活習慣の改善
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進し、髪の毛の成長を促す効果が期待できます。
頭皮マッサージをする際は、指の腹を使って、頭皮全体を優しくほぐすようにしましょう。
食生活の改善
髪の毛の成長には、タンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養素が必要です。
そのため、バランスの良い食事を心がけましょう。
特に、以下のような栄養素を意識して摂取するとよいでしょう。
- タンパク質：髪の毛の主成分であるケラチンを構成する栄養素です。肉、魚、卵、大豆製品などに多く含まれています。
- ミネラル：亜鉛や鉄、銅などのミネラルは、髪の毛の成長に欠かせない栄養素です。亜鉛は牡蠣やレバー、鉄は赤身肉やほうれん草、銅はカキやレバーなどに多く含まれています。
- ビタミン：ビタミンB群やビタミンCなどのビタミンは、髪の毛の成長や健康を維持するために必要です。ビタミンB群は豚肉やレバー、ビタミンCはレモンやキウイなどに多く含まれています。
生活習慣の改善
睡眠不足やストレスは、薄毛や抜け毛の原因となる可能性があります。
そのため、
- 十分な睡眠をとること。
- ストレスを溜め込まないようにすること。
も大切です。
また、喫煙や飲酒も、薄毛や抜け毛の原因となる可能性があります。
そのため、喫煙や飲酒を控えるようにしましょう。
自分でも薄毛や抜け毛のケアをすることで、より効果的な治療が期待できます。
つまり、薬を減らして、その分の浮いた費用で、食生活を改善することもできます。
何を優先するのかじっくり考えましょう。