髪の毛が細くなると、見た目が老けて見えるだけでなく、自分でも気になって気分が落ち込んでしまうものです。
そこで今回は、
- 髪の毛が細くなる原因や対策
- 日頃のケア方法
について解説します。
髪が細くなったと感じる瞬間
髪の毛が細くなったと感じる瞬間は、人によってさまざまです。
以下のようなときに、髪の毛が細くなったと感じることが多いようです。
- 朝起きて、枕に髪の毛がたくさんついているとき
- シャンプーやブラッシングで抜け毛が多いとき
- 髪の毛のボリュームが減ったと感じるとき
- 髪の毛がパサついて、ツヤがなくなったと感じるとき
加齢によって休止期が長くなる
髪の毛は、成長期、退行期、休止期という3つのサイクルを繰り返しながら生えています。
加齢によって、成長期が短くなります。
休止期が長くなることで、髪の毛が細くなることがあります。
壮年性脱毛症の症状
壮年性脱毛症は、男性に多い脱毛症ですが、女性にも起こることがあります。
壮年性脱毛症の症状としては、以下のようなことが挙げられます。
- 髪の生え際が後退する
- 頭頂部や分け目から髪が薄くなる
- 髪の毛全体が細くなる
髪の生え際が後退する
髪の生え際が後退する症状は、M字型やU字型になることが多いです。
これは、前頭部と側頭部の髪の毛が、DHTの影響で成長しなくなります。
抜け落ちてしまうためです。
頭頂部や分け目から髪が薄くなる
頭頂部や分け目から髪が薄くなる症状は、O字型になることが多いです。
これは、頭頂部の髪の毛が、DHTの影響で成長しなくなります。
抜け落ちてしまうためです。
髪の毛全体が細くなる
髪の毛全体が細くなる症状は、毛髪の太さが均一に細くなるのではなく、全体的に細くなるのが特徴です。
これは、DHT(ジヒドロテストステロン)の影響で、髪の毛の成長サイクルが短くなります。
髪の毛の太さが均一に細くなるためです。
ジヒドロテストステロンを減らす方法とは?食事や生活習慣で対策しよう
壮年性脱毛症は、遺伝的要因が強く、予防することは難しいと考えられています。
しかし、早期発見・早期治療によって、進行を遅らせることは可能です。
細くなった髪を太くする方法
細くなった髪を太くするには、以下の方法が考えられます。
- 栄養バランスの良い食事を心がける
- 十分な睡眠をとる
- 紫外線対策をする
- カラーリングやパーマを控える
- 頭皮マッサージをする
- 育毛剤やヘアサプリメントを使う
栄養バランスの良い食事を心がける
髪の毛の成長には、
- タンパク質
- ビタミン
- ミネラル
などの栄養素が必要です。
そのため、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
具体的には、以下の栄養素を意識して摂取しましょう。
- タンパク質:鶏肉、魚肉、卵、大豆製品など
- ビタミンB群:うなぎ、レバー、青魚、緑黄色野菜など
- ビタミンC:キウイ、オレンジ、ブロッコリーなど
- ビタミンE:アーモンド、カボチャ、ほうれん草など
- 亜鉛:牡蠣、牛肉、レバーなど
- 鉄:レバー、ほうれん草、ひじきなど
食材別の栄養と効果
十分な睡眠をとる
睡眠不足は、髪の毛の成長を抑制する原因となります。
そのため、毎日7~8時間程度の睡眠をとるようにしましょう。
紫外線対策をする
紫外線は、髪の毛のたんぱく質を変性させ、ダメージを与えます。
そのため、日差しが強い日は、帽子や日傘などで頭皮を守りましょう。
カラーリングやパーマを控える
カラーリングやパーマは、髪の毛のたんぱく質を破壊し、ダメージを与えます。
そのため、頻繁にカラーリングやパーマをするのは控えましょう。
頭皮マッサージをする
頭皮マッサージは、血行を促進し、頭皮環境を整えるのに効果的です。
毎日5~10分程度、頭皮をマッサージするようにしましょう。
育毛剤やヘアサプリメントを使う
育毛剤やヘアサプリメントには、髪の毛の成長を促す成分が配合されているものがあります。
効果には個人差がありますが、試してみるのも一つの方法です。
日ごろのケア方法【頭皮ケア】
頭皮は髪の毛の土台です。頭皮を健康に保つことで、髪の毛の成長を促すことができます。
以下のような頭皮ケアを心がけましょう。
- シャンプーは、頭皮と髪の毛を優しく洗う
- シャンプー後は、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流す
- タオルドライは、頭皮を強くこすらないようにする
- ドライヤーは、頭皮に熱が直接当たらないようにする
- 頭皮マッサージをする
シャンプーの仕方で薄毛対策を!正しい方法と予防に効果のあるケア
髪の毛が細くなったと思った時の注意点
髪の毛が細くなったと思ったときは、まずは病気が原因ではないかどうかを調べることが大切です。
以下のような症状がある場合は、皮膚科を受診しましょう。
- 髪の毛が急激に抜ける
- 髪の毛の色や質が変化する
- 頭皮に痛みやかゆみがある
また、自分でケアするだけでなく、専門家に相談することも大切です。
美容院や育毛サロンなどで相談すると、自分の髪や頭皮の状態に合わせて、シャンプーなどを提案してくれます。
まずはできることからやっていきましょう。